喫煙者がハゲやすいのは本当?
結論から言うと、薄毛になる要因は人により様々で、喫煙したから必ず薄毛になるとか、喫煙するだけで薄毛になるというものではありませんが、喫煙が薄毛に繋がる原因の1つである、という事は確かです。
まずたばこ吸うとニコチンの影響で、「血管」が収縮し血流が悪くなります。血流が悪くなることで体の末端まで酸素が運ばれにくくなります。
細くなった毛細血管は、頭皮の隅々まで酸素を十分に運んでくれず、
毛母細胞 の活動を阻害してしまいます。結果、髪の毛が作られにくくなります。
また、煙に含まれる一酸化炭素もやはり血液が酸素を運ぶ事を邪魔してしまう存在です。通常、酸素は血液中のヘモグロビンと結合して体内を移動しま すが、酸素に比べると一酸化炭素は200倍以上も強力にヘモグロビンと結合するため、酸素が運ばれなくなってしまうのです。これもやはり頭皮、毛髪、毛母細胞などへの影響は甚大です。
タバコの髪への悪影響を把握しよう
タバコは血行を悪くする
タバコは全身の血管を収縮させ、血行を悪くさせます。
温度を感知するサーモグラフィを通して見てみると、煙草を吸った数秒後には、もう手のひらの温度が下がっていることがわかります。これは手の平の毛細血管が収縮し、血流が悪化しているため。煙草は吸ったらすぐに、全身の血管を収縮させてしまうようです。
もちろん、頭皮の血流も悪化します。育毛に良いわけありませんね。薄毛を予防し、髪の毛を生やすためには、頭皮の血行はとても大事です。血行が良くなれば、固くなった頭皮も柔らかくなり、毛根に栄養が行き届き、脱毛しづらい頭皮環境になっていきます。毎日マッサージするよりも、禁煙の方が頭皮の血行には良い影響があるでしょう。
タバコはジヒドロテストステロンを増加させる
ハーバード大学の調査によると、喫煙は男性ホルモンを増加させるといわれています。男性ホルモンの増加がすぐに薄毛につながるというわけではありません。しかし頭皮にある5αリダクターゼが過敏な方は、脱毛の原因である「ジヒドロテストステロン」が増加してしまうかも知れません。
実際、煙草を吸っている人と吸っていない人を比べてみると、吸っている人の方がジヒドロテストステロンの量が多かったという研究結果もあります。喫煙がAGAを加速させるのは確かなようです。
ジヒドロテストステロンの生成を阻害するプロペシアを服用していても、喫煙していれば効果半減となります。
タバコは育毛に大切なビタミンを破壊する
煙草に含まれるニコチンやタールを始めとした様々な化学物質は、体内のビタミンC・ビタミンB群・ビタミンEを破壊したり吸収を阻害したりすると言われています。これらのビタミンは頭皮を健康に保ち、発毛にもとても重要な役割を持っています。
栄養バランスのとれた食事を摂っていたとしても、もし食後の一服なんてしていたら、せっかくの食事が効果半減になってしまうでしょう。
それでも禁煙できない・・・ハゲたくない・・・どうすれば?
どうしても禁煙が厳しい、ストレスになってしまう…そんな方にアドバイスを挙げます。
- タバコの本数を減らして様子をみる
- 他の嗜好品に切り替える
(葉巻、一般のタバコに比べれば悪影響の少ないとされる電子タバコや水タバコ、お酒やスイーツなど) - 思い切って自主的に禁煙する
- 禁煙外来に通う
あまりにも当たり前なアドバイスになってしまいましたが残念なことに「吸わないこと」が最も育毛に効果的なのです。
禁煙と育毛を並行してみる?
タバコの喫煙をやめる、あるいは減らす努力と同時に、薄毛対策として是非お勧めしたいのが、低出力レーザー育毛のヘアマックス。禁煙に向けての努力と同時に、ヘアマックスを普段の生活に導入して頭皮を良い環境にしていきましょう。
ヘアマックスは頭皮の地肌力を高め、発毛効果があります。週に3回頭皮にレーザーを当てることで、身体にあるミトコンドリアという細胞の中の器官を活性化させ、 ATP(アデノシン3リン酸)という細胞の成長に必要不可欠な栄養分を作り出すパワーがあります。つまり、頭皮に低出力レーザーを照射して大量のATPを作り出し、毛のもととなる細胞(毛母細胞)を活性化させれば、髪の毛が生えてくると言うわけです。
そう、禁煙すれば、たばこを買うお金の分でヘアマックスを購入することもできます!