薄毛やハゲは、男性ホルモンや遺伝の影響で、男性がなってしまうもので、女性はあまりならないと、今までは一般的な考えでした。
しかし、現代では多くの女性達が薄毛に悩んでおり、しかも、若い女性、20代の女性の間でも薄毛で悩んでいる人が急増しています。
現代の薄毛事情は、男性は3人に1人、女性は5人に1人と言われ、数年前に比べると、確実に、薄毛に悩む女性が増えているのです。
男性の薄毛と女性の薄毛は根本的に違います!
男性が薄毛になる主な原因は「AGA(Androgentic Alopecia=男性型脱毛症)」です。
つまり、「男性ホルモン依存性脱毛症」。発症に男性ホルモンが関与しているので、こういった名称になっています。しかし、男性ホルモン単独で薄毛の原因になっているわけではありません。
男性ホルモン(テストステロン)が毛包のなかに存在するⅡ型5aリダクターゼという酵素と結びつき、「ジヒドロテストステロン(DHT=Dihydrotestosterone)」という物質を生み出します。この「DHT」が薄毛の原因物質で、髪の成長を妨げているのです。
対して、女性の薄毛になる主な原因は、「FAGA(女性男性型脱毛症)」です。
薄毛に悩む女性の実に半数がこのFAGAだと言われています。
男性型脱毛症とは症状が異なり、全体的に髪の毛が抜けて薄くなります。
全体的に薄くなるため、生えぎわの後退はありません。
FAGAは40代から発症する割合が多いのですが、若い患者もいるようです。これは、加齢と更年期によって女性ホルモンが減少するため、相対的に男性ホルモンが優位になり発症すると考えられています。
女性の薄毛にはFAGAの他にも、さまざまな薄毛(脱毛症)の症状があります。
分娩後脱毛症(産後の抜け毛)
分娩後脱毛症とは、出産後数か月以内に発生する脱毛症です。
出産後にホルモンバランスが乱れ、さらに赤ちゃんのお世話や睡眠不足が起因すると言われています。
多くの人は、時間が経つと自然に抜け毛が止まります。一時的なものなので、特に心配する必要はありません。
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は、名前の通り「引っ張りすぎ」による脱毛症。
代表的な原因は、ポニーテールやお団子、エクステンションなどです。
髪を引っ張ることで頭皮に過度の負荷がかかり、毛根が弱り、毛が抜けてしまいます。
これは年齢に関係なく、引っ張る期間によって発症し、早いと5~6年、遅い場合で10~20年引っ張ると脱毛するといわれています。
円形脱毛症
円形脱毛症は、一部分の毛がごっそり抜けてしまう症状です。「10円ハゲ」とも形容されます。
ほとんどの場合自然治癒すると言われていますが、まれに悪化して脱毛部分が広がってしまう場合もあります。
過剰なストレスを感じると、緊張により頭皮が硬直し、血行が悪くなり、脱毛の原因となります。症状が見られたら、まずは病院に行くことをお勧めします。
女性の薄毛のサインに注意しましょう
今から上げる、薄毛のサインがあったら、女性も薄毛対策が必要です。
- 今から上げる、薄毛のサインがあったら、女性も薄毛対策が必要です。
- 髪の毛が柔らかくなる
- トップのボリュームダウン
- 髪の毛のコシがなくなる
- 髪の毛の伸びが遅くなる
- 髪の色が薄くなる。茶色や白っぽい部位がある
- 直毛からウエーブに変わってきた
- 分け目が目立つ
- 短い毛の抜け毛が増えた
- かゆみが出てきた
- ベタベタする
- フケが多くなる
スグにでもできる!女性の薄毛対策を紹介
生活習慣の改善
生活習慣による脱毛症の場合は生活習慣を改善する事で案外あっさりと治ります。
- 正しい生活習慣とはバランスの摂れた食事を一日三食
- 22時~2時の間には睡眠をとるようにする
- ストレスをためないようにする
- タバコ・酒は控える
正しいシャンプー
- シャンプーやトリートメントの見直し
- 朝シャンは避ける(油が取れた状態で紫外線を浴びるのはとても危険)
- 一日に何度もシャンプーしない
- シャンプーは手で良く泡立ててから使う
- マッサージしながら洗う
- 数分かけてしっかりとすすぎを
- トリートメントが地肌に付着しないように毛先のみに使用する
ドライヤーの使用に注意する
ドライヤーに注意するだけで改善する場合もあるようです。
- 髪を乾かす際、できるだけタオルドライで乾かし、ドライヤーの使用時間を短くする
- ドライヤーの熱が頭皮に当たらないようにする
頭皮マッサージを行う
シャンプー前に、頭皮のオイルマッサージをしてからサッとシャンプーで洗う。
ヘアスタイリングを控える
前髪をまっすぐにしようと、長時間アイロンで引っ張ったりしていませんか?
- ヘアカラーやパーマを控える
- 髪に優しいヘアスタイルにする
本格的な女性の薄毛対策
先述したような対策を取っても、いよいよどうにも対処ができない、気になる…という場合には、以下の方法が考えられます。
- 女性用の育毛剤を使用する
注意:「薄くなってきたから、夫の育毛剤を使ってるの!」という人がいますが、絶対にダメです。 - 女性用の育毛シャンプーを使用する
- 女性用の育毛薬や育毛サプリを飲む(女性は飲めない治療薬もあるため、必ず女性用を摂ること 例 :プロペシア女性の摂取はNG)
- 女性専門のAGA専門病院で治療を開始する
- ウィッグ(かつら)で対処する
- ヘアマックスを使用する
女性の薄毛対策には、髪や頭皮に負担のかからないように心がけていくと共に、補助としてお勧めなのが「ヘアマックス」。
ヘアマックスは1度の購入で、自宅でお手軽に使用できる低出力レーザー育毛デバイスです。服用する必要がないため、副作用の心配がありません。近年は10人に1人の女性が薄毛に悩んでいると言われているためか、ヘアマックスを利用する女性が世界的に増えてきました。
部分的な薄さに悩みがある方は、レーザーコーム、全体的に悩みのある方はレーザーキャップやレーザーバンドなどをご利用いただいております。